じつは身近な発達障害 悩み 困りごと 相談先

2021/09/30

家族

 2022年11月25日更新

私は「発達障害」が他人事ではなく、自分の家族の問題だとわかってから初めて「発達障害者支援センター」の存在を知りました。私のように夫の特殊な行動に疑問を抱えながら、アスペルガー症候群について知らずに長年苦労している人は多いと推測します。

2005年4月1日に施行された「発達障害者支援法」に基づき、各都道府県は「発達障害者支援センター」を設置して、支援を行うことになりました。

各都道府県に必ず公的な相談機関が設置されているそうです。


基準はさておき認識が大事

自分が勉強不足だったのかもしれませんが、私は発達障害に関して無知でした。

重症の人だけではなく軽症の人も合わせると、少数にとどまらず身近な存在であることを私は知りました。

発達障害を持ち合わせていることを本人、知人、家族が気がついていないケースは少なくないと推測します。その事実はまだ世の中的にも認識が薄いと感じます。

発達障害障害の基準は一概にはくくれません。特性のあらわれ方もさまざまですし、グレーゾーンの方々も存在します。

アスペルガー症候群だと思われる夫(本人)は、発達障害チェックリスト(AQ)を試してみて自分は該当しないという結論を出してしまいました。私が夫の代わりに試しても結果は「中」判定でした。

例え自閉症スペクトラム指数(AQ)が高くなかったとしても、もし仕事や日常生活をこなせていても、アスペルガー症候群による行動で本人や周りも影響を受けています。


高圧線と曇天
あらゆるところに障害の影響が

私は本人と家族のためにも、もっとアスペルガー症候群について知識や理解を深めて、お互いに抱えるストレスを軽減させたいです。

寝る時間を夫に決められている私

(アスペルガー症候群の)夫は物音や光に非常に敏感です。寝る時は遮光カーテンを閉めてアイマスクをして眠ります。

娘が生まれてからは、夫の睡眠の邪魔にならないように私は子供の部屋で母子2人でずっと寝ていました。

娘が小学生、中学生の節目を迎える折に、私は子供部屋ではなく夫婦の寝室で寝る方がいいと伝えました。しかし夫は自分一人の方がよく眠れると言って、申し出を拒否してきました。

娘が高校生になると、テスト勉強などが深夜におよぶこともあり、さすがに私は「今後は子供部屋ではなく寝室で寝る」ことを決めました。
いつまでも子供部屋に母親がいるのは、娘の自立や成長に悪影響が出るのでは?という心配もありました。

この期におよんでも夫は「一人じゃないと眠りの妨げになる」と嫌がっていましたが、私が何回も強く主張したので渋々承諾しました。
結局、夫婦で同じ寝室で眠ることにも数日で慣れ、「きみと一緒だと寝れないと思っていたけど、全然問題なかった…」と言い出す始末でした。

ところが自分が寝た後に誰かが入ってきたら目が覚めてしまうから、自分が寝るまでに寝室に入るように私にクギをさしました。
違和感を抱えながら私は夫から就寝時間は毎日22時半というルールを強要されています。

私が「寝る時間を命令されるのはおかしい」と夫に伝えても聞く耳を持ちません。
夫は「時間に従えなければ他の部屋で寝ろ」と言います。そうは言っても就寝スペースとして成立する部屋はありません。

夫の命令は間違っていると思い、私が「自分の好きな時間に寝る」と主張したら、夫がテスト勉強中の娘の部屋に私の布団を投げ入れるという暴挙にでました。

娘は「私はリビングで勉強するから、この部屋で寝ていい」と言ってくれましたが、そういうわけにもいかないので、仕方なく夫のルールに従って毎日22時半までに寝室に入っています。

もうダメかもしれない

長年、アスペルガー症候群の夫と暮らす日々はささいなことから大きめのケンカまで、もめごとの連続でした。

2021年9月18日の夜、言い合いから感情的になった夫が夫婦関係を破壊するような行動にでました。

名義貸しというか、私の良識では協力したくないことを夫が依頼してきたので、やりたくないし一旦考えさせてほしいと返答しました。


今日は返事をできないと言っているのに執拗(しつよう)に夫が自分の要求を押し付けて威嚇(いかく)してきました。

いつもは夫がキレ始めると私は他の部屋へ移動するようにしていました。
私は炊事用のビニール手袋をはめていましたし、洗い物の途中だったので、その場にとどまってしまったのです。

「どうしてオレに協力してくれないんだ!」とすごい剣幕でした。

夫の罵詈雑言(ばりぞうごん)は止まず、私はエプロンも手袋もつけたまま、トイレに逃げ込みました。

数分間トイレにこもっていたら、ようやく夫が2階の部屋へ行く階段を上る音が聞こえてきました。

障害だから仕方がない?

夫の言動や何かある度に「脳機能のかたより」「特性だからしょうがない」「障害だから仕方ない」を自分に言い聞かせてきました。
人には良いところと悪いところがある…夫も自分もみんなそう。

精神的ショックで眠れない私の横で、平気で寝息をたてている夫の様子に怒りが込み上げてきました。

離婚という選択肢を一度は封印したものの、今回の出来事から「本当にこのままでいいのか?今後どうするのか?」疑問が増えるばかりです。

翌日以降何もなかったかのような夫の態度で、私としては「二度としない」という約束や謝罪がないと不信感や不安感をぬぐえません。


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同じ境遇の話が聞きたい

すぐに答えがだせるわけではないので、私と同じ目にあっている人の話が聞きたいです。
私の推察では夫と娘がアスペルガー症候群だとみています。近年、高校生の娘にアスペルガー症候群の特性と行動が目立ってきました。

私の知人の娘さんで、こだわりが強くて「困っている、疲れる、怒らせると恐い」というお母さんのお話を聞くことができて「同じだ」と感じて少し救われました。
同じように困っている人がいるというのは勇気づけられるものです。

気持ちを共有することで傷みをやわらげたいです。経験を共有することで、許容範囲や対応策、解決方法などを把握(はあく)していきたいです。

私は「発達障害者支援センター」での相談を検討しましたが、私の住む地域の窓口の口コミがすこぶる悪いのでやめました。


[参考サイト]

横浜市発達障害者支援センター(関内)のご案内

事前予約制 (045)334-8611

利用の流れ:連絡→相談フォーム(用紙)の取り寄せ→日時予約→相談


プロフィール

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横浜市, 神奈川県
50歳間際で夢を持った私、自分のペースで前進中⁈
まじめ過ぎる娘(高校生)、せっかちな夫、アバウトな私の3人家族がふわふわのシェルティ犬に癒されながら暮らしています。
わかった事や気持ちをを本音でシェアしたいです!(ちなみに画像は卓球のラケットとボールなんです)

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