長年夫婦をやっていると、お互いの嫌な面が気になってきます。人間だれしも、良いところもあれば悪いところもあります。だからお互い様なんですけど…
私はキレる夫と結婚して長年(20年以上)苦労してきました。
娘は自分の父親が度々キレる場面を目の当たりにしながら成長し、中学生以降は父親と少し距離をとるようになりました。
そうは言っても、夫は真面目な働き者で家族旅行も計画実行してくれて、私も娘も恩恵を受けてきました。
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| このままでいいのかな？ |
「自分で選んだ伴侶なんだから責任は自分にある」とか「夫婦の器は同レベル」的な論調もあります。
私が「このままこの人と一緒にいていいのか…？」考えはじめてしまった出来事をお話させてください。
きっかけは大きめの夫婦ゲンカ
大きな夫婦ゲンカをした翌日、怒りがおさまらない夫が大人げない行動にでました。
2月の真冬の朝、私が起きてリビングのガスヒーターをつけようとすると、ガスホースが外されているのに気がつきました。
エアコンをつけたくても、リモコンが見あたりません。
すぐに夫のしわざだとわかりました。寒がりの私がガスヒーターもエアコンも暖房が使えないようにするという夫の意地悪でした。
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| 夫がホースを外して隠してしまったガスヒーターの様子 |
夫の陰湿なやり口に私はあきれるばかりでした。
そこまではまだ笑える範囲でしたが、タブレットとノートパソコンがなくなっているのに気がつき、私はただならぬ予感がしました。
私は1年以上に渡り独学でブログについて学び、最近ようやくグーグルアドセンスにも合格し、さらなる改善を目指して熱心に取り組んでいるところです。
私にとってタブレットは毎日のブログ運営に欠かせない大事なアイテムになっていました。
ガスホースとエアコンのリモコンの隠し場所はわからなかったけれど、タブレットとノートパソコンのありかは、すぐに見当がつきました。
夫がいない隙と言うか、洗濯物を干す際に寝室からベランダに出るので、寝室のクローゼットからタブレットとノートパソコンを取り戻しました。
取り戻したアイテムは、夫に取り上げられないように今度は私が隠しました。
しばらくすると私と娘がいるリビングにすごい剣幕の夫が入ってきました。
夫：「おいっ！！タブレットとノートパソコンをどこにやったんだ！」
私：「エアコンのリモコンはどこにやったの？」
夫：「ノートパソコンはどこだ？使えないだろっ！(怒)」
私：「リモコン返して！暖房が使えないでしょ！」
夫：「いいから早く出せっ！」
夫は全身から怒りをにじみ出し、目をギラギラさせています。
私：「なぐりたいならなぐれば？110番するから…」
夫：「ノートパソコンとタブレットを渡さないと、Wi-Fi解約してやる！！楽天カードも解約するからな！」
Wi-Fiを解約されたら、私のブログ作業はともかく、お年頃の高校生の娘がスマホで動画やら諸々見れなくなってしまいます。
夫婦ゲンカのとばっちりを子供がこうむるのもおかしな話です。すでにリビングの暖房が使えないという巻き添えをくっていますが…
夫のただならぬ雰囲気に仕方なく「2階にあるから」と言って、娘のいるリビングから2階の部屋に夫婦で移動しました。
私：「なんで脅すの？」
夫：「うるさい！お前はオレの大切なものを奪った…お前の大切なものを奪ってやる！ブログをできないようにしてやる！」
私：「…何が？何にも奪ってないでしょ」
夫：「オレから卓球を奪ったんだ…許さないからな」
私：「私はあなたと二人で練習したくないから他の人とやってと言っただけでしょ。(私が仲介した)○○さんと今後も卓球を続ければいいし、私のチームにも来るんでしょ？」
私：「良いところもあって結婚したんだから、これ以上私に失望させないで…」
夫：「お前の顔なんて見たくもない！お前とくだらないやり取りをしていても時間の無駄だ！いいから早くタブレットとPCを出せっ」
夫の言い分は意味がわからないし、私から端末類を取り上げてブログをできなくするという仕返しも最低だと思いました。
とにかく夫はいつになく大ギレで、どうにもおさまりがつかないと判断して、私は夫に端末類を渡しました。
数日？ブログ作業ができないのは仕方ない…長期間できない場合はタブレットを自分で購入すればいいだけ…一生できないわけじゃない。
ケンカの中身はさておき、なぜ夫にこんな仕打ちをされなければならないのか？
大人が怒りに任せて、こんなにも陰険な行動をとるなんて…私には理解できない。
ケンカの内容を一言で言うなら、私が夫婦二人でもう卓球をしたくないと言っただけ…
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| 犬の散歩がてら公園へプチ家出 |
夫が信じられなくなる時
エアコンのリモコンやネット周辺機器を隠すという嫌がらせは、がんばれば笑い話ですませられるかもしれません。
数日たってから、私は自分の財布から楽天カード（家族カード）がなくなっていることに気がつきました。夫が勝手に私のカバンの中の財布から楽天カードを抜き取っていたのです。
私はカードがない事に気が付き、しばらく考えて、夫が黙って抜き取ったと察しがついた時には背筋が寒くなる思いでした。
結局、夫婦ゲンカから2日後の夕方に端末類と楽天カードを夫から返されたのですが…
(エアコンのリモコンは隠された日に私が見つけ出して使用していました)
タブレットは指紋認証でガードをかけて使えないようにしようとした痕跡（こんせき）がありました。
楽天カードは暗証番号の照会のために夫がサイトにアクセスしたというメールが、楽天カードに登録してある私のメールアドレスに自動通知されました。
夫がタブレットや楽天カードを私に使えさせなくする為に裏で動いていたとわかり、ゾッとしました。
実際には使えなくなる設定はしませんでしたが、夫が調べたり試そうとしたとわかっただけでも、私はかなりの恐怖感がわきました。
大事な物を隠されたり、脅されたりしたので、他に何かなくなっていないか？何かされないか？不安でした。
今回の一件がきっかけで私は「夫はキレたら何をするかわからない。恐い。信じられない」と感じました。
この人が夫(父親)で悲しいと思う時
夫のことが信じられないと思ってしまう自分が悲しいです。
夫のやり口が「ひど過ぎる」のか「たいした事じゃない」のか、どう判断するべきか困ってしまいます。
夫の一連の行動は娘にも知れてしまいました。
以前から気に入らない事があると、夫は「良い生活ができるのはオレのおかげだろっ」、「オレの稼ぎで学校に行けてるくせに」、「そんなんじゃダメだろ！ちゃんとしてくれよ」とか…おかしな発言をしてきました。
そんな言い方を子供の前でしてほしくないので、私は毎回悲しい気持ちでいました。
「私のお父さん、そんなこと言ったこと一回もないよ」、「自分だって子供の頃は親に扶養されてたよね」、「そんな風に言われたら、感謝とか尊敬とかできないよ」「否定・反論ばかりしてないで人を肯定してみなよ」…事あるごとに私は夫に訴えてきました。
私も娘も夫に数回なぐられた経験があり、キレた夫に度々暴言を吐かれ、今回夫の嫌がらせ行為を目の当たりにして「やっぱりこの人は残念な人なんだ」と再認識してしまいました。
娘の「あー、ふつうのお父さんがよかったなぁ」という発言を受けて、何とも言えない気持ちになりました。
私は仕方なく「まさに『生まれてくる家、間違えたー』だね！」と返答するしかありませんでした。
子供に軽蔑(けいべつ)されているのは自分の行動によるものという自覚が、夫にはありません。夫は、子供が自分に対して嫌な態度をとるのは母親のせいだと主張します。
徐々にわかってきた事ですが私の推察としては、夫は自分の不安や怒り、間違いを自分で認めたり、自身で消化できないタイプの人です。
極論を言うと、夫はすべてを人のせいにします。
夫の思考回路はどうなってるんだ？と私は首をひねりたくなりますが、何かしらの気質、何かの症状なのでは？と考え始めました。
今後、「キレる夫」「モラ夫」に共通するパターンや病理的なものについても調べていく予定です。
