フリーパワー自転車を購入 急な坂道での満足度は78点

2020/08/31

オススメ

 私は自転車の買い替えを検討していた時に、テレビ番組「がっちりマンデー」で「フリーパワー」という商品を知りました。

FREE POWER(フリーパワー)のキャッチフレーズは、「電池のいらないアシストギア」です。「自転車をこぐ力をシリコンの圧縮と反発力を利用してアシストし、スムーズな乗り心地を実現しました」というセールストークで販売されています。


フリーパワー自転車
反発力を利用するシリコン内蔵

フリーパワー及びフリーパワー搭載の自転車は、サイクルオリンピック各店にて試乗・購入できます。

フリーパワーのしくみや商品説明など、詳細を知りたい方の為にリンクをのせておきます。

量販店オリンピックの公式サイト

https://www.olympic-corp.co.jp/cycle/freepower/about-freepower


自転車の買い換えにあたり、候補は3つありました。

  1. 普通の自転車
  2. フリーパワー+自転車
  3. 電動アシスト自転車
私の住む地域は横浜市の中でも坂が多いので、電動アシスト自転車の利用者がとても多いです。

私は比較検討の結果、候補の2番:フリーパワー+自転車の購入にいたりました。
購入・使用した私としては「フリーパワーは普通の自転車以上 電動自転車未満」という結論に達しました。
上り坂が急過ぎるとフリーパワーの力では補いきれません。斜度により電動アシストがないと、こいでのぼるのは難しいです。(個人の脚力にもよりますが、一般的な脚力を自負する私の感想です)

では私がフリーパワーを選んだ理由や購入してどうだったのか…詳しくお伝えしていきます。



急な上り坂はフリーパワーではのぼれない

フリーパワーの自転車を販売店で試乗した際に担当者もお話してくださいましたが、フリーパワーは電動ではないので過度な期待はしない方が無難です。
フリーパワーはあくまでシリコンの圧縮と反発による力で補助してもらうしくみです。

40代主婦の私は自己評価すると自転車(電動なし)をこぐのも早いし、坂道をこぐ脚力もある方です。平地では電動自転車を追い抜く事もしばしば。夫が途中で自転車を下りて引くレベルの坂道も、私はこいで上りきっていました。

そんな脚力アリの私が「フリーパワーは上り坂でどれくらい効果を発揮するのか」出した答えを次に述べます。

自転車に乗り、下りでノンブレーキで下降できる坂なら上りでフリーパワーでこいでのぼれる!

どういう事かと言うと、下る場合に自転車のブレーキをかけないで、そのまま安全を保てる程度の速度で走れるレベルの斜度の坂道ならフリーパワーの自転車でこいでのぼれます。(安全を保てる速度とはいえ自動車と同レベルでそこそこスピードは出ています。)

そして、下る場合に自転車のブレーキをかけないとスピードが出過ぎて危険なレベルの斜度がある急な坂道では、フリーパワーの自転車であがるのは難しいです。

※相当な脚力の持ち主ではない限り、常人にはかなり厳しいと考えます。スポーツ仕様の本格的な自転車にフリーパワーを取り付けたら、急坂でものぼれる可能性があるので誰かトライしてみてくださいね。

私の住む地域では(全国的にそうですか?)ある数値を超えた急な坂道には滑り防止の為に◎の凹凸が付いています。私たちは◎模様の坂を「まるまる坂」と呼んでいます。

急な斜度のまるまる坂
まるまる坂の例

写真の坂は、階段が併設されるくらい急な坂道です。画像だとさほど急に見えませんが、自動車で走行しても危険を感じるレベルの急坂です。ここまでとはいかなくても、まるまる坂をフリーパワーの自転車でこいで上がって行くのは私には無理でした。

厳密な斜度はわかりませんが、言葉で表現するなら「フリーパワーは、そこそこの坂には効果があるがハードな坂には通用しない」と言えます。スキーで表現するなら「フリーパワーで中級コースはいけるけど上級コースは難しい」とも言えます。イメージが伝わるといいのですが…

電動自転車なら急な坂道ものぼれる

私は友人に頼んで電動自転車を借りて坂道をこいで上ってみました。平地からスタートしましたが電動アシストのパワーには驚きました。

こぎ出しのひと踏みでグイーン!!と一気に進みます。自分が脚に力を込めなくてもペダルが勝手に回っていく威力に圧倒されました。恐いくらいのパワーです!
ひと踏みで想像以上に推進力があったので私はビビって一旦止まってしまいましたが、またこぎ始めました。やや急な坂道もラクラクとこいでのぼれます。「電動自転車スゲー!!」

自分の脚力はほとんど必要とせずにグイグイペダルがこげて上り坂も余裕ですね。

あちらこちらの急坂で、電動自転車に乗った人がさっそうと坂道をあがっていく姿を見かけていましたが、電動アシストのパワーに納得しました。
日常的に急な坂道を自転車で通る必要がある人は、電動アシスト自転車がないとキツイですね。

電動ではなくフリーパワーを選んだ理由

  1. フリーパワー搭載自転車は電動自転車の半額以下
  2. 電動自転車は4年目安で充電池の買い替えが必要でメンテナンスが大変
  3. 自分の生活スタイルではフリーパワーでしのげる

理由1:初期費用が安い

  • 電動自転車は安くても9万円代後半
  • フリーパワー搭載自転車は¥45800税別
フリーパワー搭載自転車の価格は、一般的な自転車の3倍程度しますが最安値の電動自転車の半額以下です。
上り坂でのそれぞれの働きぶりは、値段がものがたっています。

理由2:メンテナンスの手間と費用

自転車販売店の担当者や使用している知人に確認したところ、電動自転車の充電池の寿命は3~4年程度で買い替えが必要になります。しかも充電池の値段が3~4万円すると聞きました。
8年間、電動自転車に乗るとしたら本体+充電池の買い替えで、13万円以上費用がかかる計算になります。
  • 充電池の買い替えが必要で高額
  • 毎回充電が必要
  • 電池切れの心配がある(充電or寿命)
  • 車両本体がとても重い

理由3:急坂をのぼる頻度が少ない

私の今の生活スタイルでは、フリーパワーの力でのぼれる坂道が主で急坂を通る頻度は多くあありません。たまに急坂をのぼる時があれば、自転車を降りてひいてあがります。

40代主婦購入のフリーパワー搭載自転車

後カゴを取り付けたママチャリ
後ろカゴを付けて積載量アップ

サラダ¥45800外税 ママチャリタイプ26型
シリコン:ミディアム
内装3段切り換え

フリーパワーはペダル部分を交換する事で、一般の自転車(所有する自転車)にも取り付け可能です。

今回私は自転車の購入も必要だったので、二つの選択肢がありました。
  1. フリーパワー搭載の自転車
  2. フリーパワー+自転車
来店したサイクルオリンピックの売り場では一般の自転車13800円~21800円で販売されていました。
私が廃車にした自転車は外装6段で、ギアが多過ぎて使用頻度の低いギアが壊れてしまいました。時折まんべんなくギアを使うことで固まってしまうのを防ぐ事ができるそうです。
チェーンやあちこちがサビてしまった経験から、今度自転車を買う時は耐久性にすぐれた本体を選ぼうと考えていました。

そして総合的に判断してフリーパワー搭載自転車を選びました。
  • ステンレスボディ(スチールと比較してサビに強く軽い)
  • 内装3段ギア(まんべんなくギアを使いスムーズな変速をキープ)
  • 26型・27型から選べる
  • 女性向け・男性向けデザインモデルの中から荷台付きの「サラダ」を選択
  • オプションで後ろカゴを取り付けました

フリーパワー搭載モデル

かわいらしいデザインのママチャリ「サラダ」の他に、男女兼用デザインの「ディバイド」、ややスポーティーなデザイン「アミティ」といったモデルもあります。ポップなカラー、シックなカラー、本体の色やデザインを好みで選べます。

フリーパワー取付工賃は1万円

フリーパワー搭載自転車を除き、フリーパワーを自転車に取り付ける場合には別途取り付け工賃が一万円程かかります。

フリーパワーは3種類¥9000~でシリコン(ソフト・ミディアム・ハード)硬さと価格が異なります。フリーパワー+取付工賃で¥22000前後と考えておきましょう。

  • 手持ちの自転車に取り付け 予算¥22000程度
  • ¥13800の自転車に取り付け 予算¥35800程度
  • ¥21800の自転車に取り付け 予算¥43800程度
  • フリーパワー搭載自転車 各種  ¥45800外税

フリーパワー搭載自転車も整備に1時間かかる

一般の自転車にフリーパワーを取り付ける場合だけでなく、フリーパワー搭載自転車を購入する際にも整備調整で1時間程度かかります。

フリーパワーは試乗して購入がオススメ

フリーパワーのアシスト力の感じ方には個人差がでます。使用頻度や使用する道路状況によっても、フリーパワーの満足度が変わってきます。
フリーパワーのアシストで充分と感じる人もいれば、フリーパワーの力では足りないと感じる人もいるでしょう。

フリーパワーのシリコンの硬さも、単純に子供・女性・男性というくくりで選ぶのではなく、個人の脚力、自転車をこぐペース、こぎ方、クセ、好みで選んだ方が良いと公式サイトに説明がありました。

フリーパワーに過度な期待をしない為にも、取扱店で試乗する事をおすすめします。
私は実際にフリーパワー搭載自転車の試乗をしてから購入しました。お店の方にお聞きして店舗近くの坂道の所在を教えてもらいました。駐車場を出て少し行った土手の坂道でギア3段すべて試してこいで上ってみました。
  • ギア3:けっこうこぐのが重い
  • ギア2:軽くてこぎやすい
  • ギア1:とても軽くてクルクルこげる
※中位の斜度の坂で試しました。

フリーパワーの満足度は坂道次第

高額で車体が重い電動アシスト自転車を買う気になれなかった私ですが、上り坂をラクにこげる自転車がほしいと常日頃から思っていました。

そこそこの斜度のある長い坂道でも、電動なし自転車の6段変速で一番軽いギアにして、ゼイゼイ息を荒げながらこいでのぼっていました。
根性でこいでいた自転車が購入から8年でギアが壊れて切り換えできなくなってしまいました。ペダルは重いしチェーンはサビサビで、こぐとガリガリ音がします。きつい坂道は自転車から降りて引かないと上れなくなりました。

状況からすると修理は難しく、私は自転車を買い替える事にしました。そんな折、テレビ番組の「がっちりマンデー」で森永卓郎さんがフリーパワーの自転車に乗り、坂道をスイスイこいでいる映像が流れました。森永さんが「私、この自転車買います!」と高評価していた事もあり、森永さんを信じて私もフリーパワーの自転車を買いに行きました。

結果、フリーパワーの自転車のおかげで私は以前より楽に自転車がこげていると感じています。

私の感想としては、フリーパワーは平らな道からある程度の坂道までは効果・満足を得られます。ただし坂道の斜度によっては、フリーパワーの力では補いきれなくなります。

私個人としてはフリーパワーを導入してよかったです。フリーパワーのおかげでスイスイクルクル軽快にペダルをこいでいます。坂道によっては自分の脚力とガッツで、しのいでいます。私がこいでのぼれない坂もあります。

フリーパワーの採点と補足事項

フリーパワー搭載自転車の購入時に後ろカゴもつけたので費用総額約5万円でした!高い買い物になりましたが現状ほぼ満足しています。個人的にフリーパワーに点数をつけるなら百点満点で78点かなぁと思います。急坂におけるフリーパワーへの期待値が高かったゆえの採点です。


補足事項
  • 使用状況によってはシリコンの寿命が3年/6000㎞で交換 費用は¥3000前後
  • 自転車購入時に不要な自転車を持ち込むと無料引き取りサービス有
  • 後ろカゴも無料で取り付け作業をしていただけました

プロフィール

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横浜市, 神奈川県
50歳間際で夢を持った私、自分のペースで前進中⁈
まじめ過ぎる娘(高校生)、せっかちな夫、アバウトな私の3人家族がふわふわのシェルティ犬に癒されながら暮らしています。
わかった事や気持ちをを本音でシェアしたいです!(ちなみに画像は卓球のラケットとボールなんです)

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