10年以上使用しているリビングのテレビ画面に縦じまのノイズが出現したため、日本メーカーの中で価格が格段に安い「東芝 REGZA(レグザ)」に買い替えました。
残念ですが東芝製テレビ「レグザ」は、人の声が聞き取りにくくBGMが大きく聞こえるみたいです。 というかレグザに限らず、薄型化しているテレビは全般的に構造上音声が届きにくくなっているようです。
最近の薄型テレビは、スピーカーがテレビの下部や背面にあります。テレビの形状の変化に伴い、スピーカーの位置が変わってしまったのです。
テレビはさらに薄型化した結果、スピーカーの配置や形状が原因で音がこもりやすく音量を上えないとハッキリ聞こえないという現実につきあたりました。
昔のテレビ(数年前の液晶テレビも含めて)は、画面の両側にスピーカーが搭載されていたため、よく聞こえました。
「テレビを買い替えてから音量を大きくしないと聞こえづらくなった」という悩みを抱える方は実は多いようです。
私が実際に調べて試して効果があった解決策をご紹介致します。
テレビの人の声を聞きやすくする方法
主な対処法はテレビの設定、あとは音響装置の導入です。
- テレビの設定にて音声の調整を試す
- 音響装置(テレビ用スピーカー、サウンドバー)を設置する
サウンドシステム RSS-AZ55を導入
近年の薄型テレビの宿命である搭載スピーカーの音質の限界を補うため、REGZAサウンドシステムRSS-AZ55を導入しました。
RSS-AZ55はレグザの純正品で、テレビ後方のスペース(スピーカーは両サイドでもOK)に置くことができるサウンドシステムです。
円筒形エンクロージャーの両端に3インチのウーハーを搭載。
まるでバズーカ砲みたいな長い筒状の装置と2つのスピーカーは全て黒一色です。
テレビの後方に設置した様子
我が家の場合、レグザの後ろ側に音響設備RSS-AZ55を設置しました。
外付けHDD(録画用ハードディスク)もテレビの後方につなげてあります。
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テレビの裏側の外付け機器類 |
RSS-AZ55の相場が約25000円位のところ、サイトモールのQoo10のメガ割の実施中にお得に購入することができました。
RSS-AZ55購入価格 20,810円
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サウンドシステム RSS-AZ5効果
サウンドシステム(スピーカー)の設置は正解でした。音に奥行きができて立体的に聞こえるようになりました。
音響効果もさることながら、テレビの音量を大きくしないと人の声が聞き取りづらいという問題が解決できたことが最大のメリットでした。
RSS-AZ55を導入したおかげで、テレビ単体の時よりも音量を6~15下げてもセリフが聞き取れるようになりました。
現在は基本的に音量16で過ごせています。
テレビと自動で連動する
レグザの純正品であるRSS-AZ55は、自動でテレビと連動してくれます。
テレビをつければ自動的にサウンドシステムも起動します。テレビのリモコンで音量を上げ下げすればOKです。
レグザ自体がリモコンボタンを押してから作動するまでにワンテンポ遅れる感じがあるのですが、音量ボタンを押すとやはり若干のタイムラグの後、音量の数値が表示され反映されます。
会話など人の声を聞き取りやすく
RSS-AZ55のサイトにも「会話など人の声を聞き取りやすくする」方法が紹介されています。
・左右それぞれのサテライトスピーカーをテレビ画面の前方に立てて設置する。
ただしスタンド使用時にテレビの画面とサテライトスピーカーがかぶってしまう可能性があります。
機種によりますが、レグザのスタンドは高さがないのでサテライトスピーカーを横向きに置いたとしてもテレビの前に設置するとスピーカーの影になる部分ができてしまうのです。
テレビの前がダメなら横にスピーカーを置けるといいのですが、我が家のテレビ台ではスペースの関係で難しいです。
場所が許せば、スピーカーをテレビの前か横に設置することで更に「人の声が聞き取りやすくなる」ということですね。
テレビ視聴時の音量
我が家の参考例です。
試聴する番組の内容にもよるのですが、(レグザ単体では)日常的にテレビの音量を大きくしないと人の話声(セリフ)が聞き取れないことにストレスを感じていました。
50代の私たち夫婦だけではなく10代の娘も同様に、テレビがレグザに変わってから同じ不満を抱えていました。
声がこもりやすい俳優さんに合わせてテレビの音量を上げると「ここまで上げないとダメ?」という位、ボリュームが大きくなってしまうので困っていました。
映画やYouTubeをテレビで試聴する歳には、人の声に合わせると(戦闘シーンなど)衝撃音がやたらとうるさくなりがちでした。
【ニュースやバラエティ番組】
テレビのみ 音量22
スピーカー導入 16
【映画やユーチューブ等】
テレビのみ 音量31
スピーカー導入 16
15年ほど前に購入して使用していた前時代の薄型テレビ(日立製)では、基本的に音量11で試聴していました。
レグザに買い替えてからは、音量22が当たり前になり、ひどいと30前後まで上げていました。
周りに聞いてみると、うちと同じく「テレビを(レグザに)買い替えてから音量を倍近く大きくしないと聞こえない」という悩みを持つ人がいました。
低音レベル控え サラウンドオフ
我が家の場合はメカや設定に詳しい者がおらず、テレビ台にサウンドスピーカーを置くスペースもあり、手っ取り早い手段としてRSS-AZ55を導入しました。
ただテレビの設定はリモコンさえれば、すぐにできるので試す価値大です。
まず音声の設定を確認してみましょう。
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まずは設定ボタンを押してみます |
リモコンの下の方に「設定」ボタンがあります。
設定→音声設定→
どこをどう調整していいのか?よくわからないので見つけた情報を下記に引用します。
アドバイス①
“
テレビの音声設定についてですが、せりふなどの音声を聞き易くするには、高音、低音どんな感じに設定すればいいですかね?
ちなみにテレビはレグザです。
高音レベルを上げ、低音レベルを控えめにするのがお勧めです。
なお、サラウンド効果が強いと臨場感や迫力は出ますがその分台詞は聞き取りにくくなりますので、効果を抑える(ダイナミックモード以外のモードにする)こともたいへん有効です。
サラウンドをオフにしただけでも効果ありました。 ”
[Yahoo!知恵袋より]
エフェクトオフ 高音/低音を抑え目に
参考になったアドバイスをさらに2つ引用します。
アドバイス②
”
エフェクトは音を被せるんで明瞭度が落ちます。人の声は中域なんで、エフェクトとかバスブーストとか全部切って、高音/低音を抑え目にすると少しは聞きやすくなると思います。
音質が低いと、聞き取るためにはボリュームを上げねばならないので、自然と想定されたボリュームより上げて見ているのだと思います。
エフェクト全部off、バス/トレブル フラットでまだ不満なら、質の問題だと思います。ただし、部屋の雑音も悪影響を与えます。
TVは画質優先なので、音質を求めるなら別途音響システムを入れたほうがいいですね。TVについてるのは最低限の装備ですよ。 “
アドバイス③
“
WOWのSRS3D ⇒ OFF
音声FOCUS ⇒ ON
TruBass ⇒ OFF
高温 ⇒ -50(今後、色々いじってみます)
低音 ⇒ +25(今後、色々いじってみます)
バスとは低音、トレブルとは高音です。
それに従うと、下記のような設定になりますね。
WOWのSRS3D ⇒ OFF
音声FOCUS ⇒ OFF
TruBass ⇒ OFF
高温 ⇒ 0
低音 ⇒ 0
ところでエフェクトオフ、高低0は試されましたか?
もしかしたら案外それだけで解決するかもしれませんよ。
音を調整したり、映像を調整したりするときは、明快な設定にして”基準”を体験することが大事です。(難しそうな話ですが、実は簡単に行うためのコツですよ)
まずは基準点を決めてしばらく使い、そこから出た不満などを調節していくのが、良い音作りや、良い映像作りの一歩です。 ”
[価格.COM クチコミ掲示板より]
まとめ
近年、さらに薄型化したテレビは「人の声が聞き取りにくい」という問題を抱えていました。
テレビ設定で問題が解消すればいいのですが、スペースや予算が取れるならスピーカーの設置がオススメです。
我が家の場合、外付け音響設備の導入により音量をおさえても会話、セリフ、人の声が聞き取りやすくなりました。