水道トラブル 業者選びは管理会社・電力会社への連絡が特策

2020/11/22

暮らし

 水道トラブルに直面したら、もっとも重要なのは修理業者選びです。どの工事店に依頼するかによって、支払い代金が大きく変わってしまう可能性があります。

数万円で済む修理内容で40万円請求されるケースも出ています。問題の箇所がどこなのか?素人には判断がつかないので、工事内容や金額を偽られてもわからないのが実状です。

トイレやキッチンの水道など、使えないと生活に支障が出る水のトラブルが夜間に発生すると厄介です。時間的にも気持ち的にも余裕がない状態になりやすく、業者につけこまれやすいです。

実際の不具合の内容よりも、依頼した業者が適正業者か否かで支払い料金に差が出てしまいます。最近、悪徳業者による多額請求の被害が多数報告されています。

私も数年前にトイレの水もれに遭遇しましたが、水びたしの対応と業者探しが本当に大変でした。

急に難しい判断を迫られるので、日頃からトラブル発生時にどうするか考えておくと安心ですよ。

トイレの止水栓
トイレの止水栓がどこかわかりますか?

自分の経験から水道トラブル発生時の対処法、適正業者の選び方をご紹介いたします。



マグネットやネット上位の広告にはリスク有

テレビ報道やネット上のアドバイスにもありましたが、広告費にお金をかけている会社は料金が高くなる可能性があります。

[多額の広告費をかけている会社例]
  • マグネットタイプの広告=ポストによく入っていますが経費がかかっています
  • テレビCM=タレントを起用したり高額の広告料がかかります
  • ネット検索して上位に出てくる会社の広告=それなりの広告料を支払っています



テレビ、ネット、マグネットの広告で知っている会社だからといって安易に選択するのは特策ではありません。(色々なケースがあり一概には言えませんが、広告の会社が良い可能性も悪い可能性もあります。)

水道工事店の広告マグネット
マグネット広告の例

キッチンの流し、トイレがつまって水道工事店に対応を依頼して高額請求された方々のインタビューを報道番組で見ました。

「夜間であせっていたのでネット検索して出てきた業者にすぐ依頼してしまった。一番上に表示されるなら利用者が多くて良いのかと思ったが、結果的には高額請求されてしまった」と伝えていました。

よくあるパターンという事で被害者の報告が多数寄せられていました。

※広告を出している会社がどうこうという訳ではなく、広告でよく見る会社でも過信せずに選別する必要があります。

※水道局指定工事店という文言も同様で、水道局指定工事店の中にも適正業者もあれば悪徳業者もあります。

水道トラブル 適正業者に依頼する方法

はっきり言って、どの水道工事店が悪徳業者でないか見分けるのは難しいです。水道トラブルには多くのパターンがあるので、依頼する段階では支払い代金がいくらになるのかわかりません。
では不当に高額請求されない為にどうするか?信頼できる会社を通して工事店を選ぶのが良い方法です。
  • マンションや賃貸物件→管理会社
  • 一戸建て→ハウスメーカー
賃貸住宅の場合、管理会社が関連の修理業者を手配したり、修繕費用の負担がどうなるかも関係してくるので、まず住宅の管理会社に連絡を取ります。

管理会社やハウスメーカーに関連の工事業者を紹介してもらいます。

工事業者側も管理会社やハウスメーカーとのつながりがあるので適切な対応をおこなうはずです。

ハウスメーカーに工事店を紹介してもらう

戸建て築20年の我が家では、10年ほど前に洗面所の水栓レバーの不具合、2年ほど前に浴室のシャワーヘッドの水もれが発生しました。

それぞれ、ハウスメーカーに修理業者を紹介してもらい、水栓内部の部品交換修理となりました。修理代は出張料と部品代含めて15000円位でした。

トイレやキッチンのトラブルと違い、即日対応しなくても大丈夫なので近所の工務店にも見積もりをお願いしてみました。

結果的としてはハウスメーカーが紹介した工事店も近所の工務店も、見積もり金額にほとんど差はありませんでした。

電力ガス会社の暮らしサポートを利用する

電力会社やガス会社の契約プランによっては、水道トラブルを含む「生活(まわり)かけつけサービス」を無料で受けられます。

「生活かけつけサービス」の補償内容・サービス付帯の有無は、利用中の電力会社・ガス会社、契約状態によって異なります。


仮に駆けつけサービスが受けられる契約になっていなかったとしても、トラブル発生時には有償修理として工事店の手配(紹介)をお願いしてみましょう。少なくとも悪徳業者を回避する事ができます。

最近、TEPCOや東京ガスのCMでは「水道トラブルの発生時にも頼りになる」というメッセージを発信しています。気になって詳細を調べてみたら、会社や契約プランによってサービスに差がある事がわかりました。

お住まいのエリアによって電力会社、ガス会社も異なりますが参考例として次に載せておきます。

TEPCO東京電力 生活駆けつけサービス

東京電力エナジーパートナーでは、一般的な利用プランの多くを対象として「生活かけつけサービス」を無料としています。電気の契約のみでも対象プランがあります。

【生活かけつけサービスの概要】
  • 水まわり・電気設備・カギ・ガラスのトラブルに24h365日対応
  • 応急処置、出張料無料、作業料90分まで無料(電気設備は60分まで)
  • 部品代上限2万円まで無料
  • 対象プランに無料付帯(サービスの申し込み不要)

生活かけつけサービス対象プラン

プレミアム S / L / X
プレミアムプラン
スタンダード S / L / X

とくとくガスプラン
とくとく床暖プラン
とくとくガス AP プラン

東電 旧プランのままではもったいない

例えば、旧プラン「従量電灯B」は「スタンダードS」に該当します。
新旧プランについては、ほぼ同じ料金設定です。基本料金はそのままで電力量料金の第二段階料金のみ「スタンダードS」が0.002円安くなっています。

電力自由化に伴い東京電力のプラン名や電力料金、サービスが変更されました。何も変更手続きをしていない使用者は旧プランのままの契約が続いています。

東京電力で電気の使用を続けるなら、新プランに切り替える事で「生活かけつけサービス」の対象プランとなり、電気料金の設定も少しだけ安くする事が可能です。


参考までに東京電力の公式サイトのリンクを載せておきます。


東京ガス 生活まわり駆けつけサービス

【生活まわり駆けつけサービスの概要】
  • 水まわり・カギ・ガラスのトラブルに24h365日対応
  • 出張費と30分以内の作業費が無料
  • 部品代、特殊工具を使用する作業費・30分超の作業費等は有料
  • ガスと電気をセットでお使いの方は申し込み不要

※生活まわり駆けつけサービスは「ガス+電気」両方使う事で対象となります。


参考として東京ガスの公式サイトのリンクを載せておきます。


東電と東京ガスの生活サポートを比較

私が両社の生活かけつけサービスを比較してみたところ、東京電力のサービス内容の方が上回っていると判断しました。

【東電 かけつけサービス長所】
  • かけつけサービスの対象条件がゆるい(電気のみOK)
  • 無償の作業時間が長い(東京ガスの倍以上)
  • 部品代は上限2万円まで無料
  • 電気設備の応急処置も対応(東京ガスにはない)
浴室の水もれイメージ画像
浴室の水漏れ(イメージ)

かけつけサービス対象外でも相談してみる

東京ガスにガスと電気の両方を契約していなくても、修理の見積もり依頼や相談窓口は用意されています。自分で直接工事業者を探すよりも東京ガス経由で依頼する(紹介してもらう)方が業者選びのリスクがおさえられます。

[東京ガスずっとも住まいサポート窓口]
電話番号 0570-002267 (24h受付)

※ガス自由化以降、サービスの内容変更もされています。必要な時は最新の情報をご確認願います。

新電力会社のサービスも要チェック

今回、東京電力を中心に生活かけつけサービスの内容をご紹介しました。

他の電力(ガス)会社や新電力でも提供されている事が多いサービスなので、プランや条件をチェックしてみるといいかもしれません。

まとめ

  • 水道トラブル発生時には業者選びが重要
  • 管理会社・ハウスメーカーへの連絡が有益な場合もある
  • 24h対応してくれる電力・ガス会社のサポートを利用する
  • パニックにならない為にもトラブルに備えておくと安心

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横浜市, 神奈川県
50歳間際で夢を持った私、自分のペースで前進中⁈
まじめ過ぎる娘(高校生)、せっかちな夫、アバウトな私の3人家族がふわふわのシェルティ犬に癒されながら暮らしています。
わかった事や気持ちをを本音でシェアしたいです!(ちなみに画像は卓球のラケットとボールなんです)

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